社交ダンス競技会に出場していると気になるのが「ジャッジはどんな人なのか」ということ。 誰が、何人で、何を見て審査しているのか——出場し始めたばかりの頃は疑問が尽きません。 JDSF・EJBDFの競技会に実際に出場してきた経験をもとに、規定と実感の両面からまとめました。
競技会のジャッジは誰でもなれるわけではない
社交ダンス競技会のジャッジは、誰でも担当できるわけではありません。 各団体が定めた資格・研修を経て、公認審判員・公認審査員として認定された人だけが審査を行います。
つまり競技会のジャッジは、競技経験・指導経験・資格を持ったプロフェッショナルです。 単に「ダンスを知っている人」が座っているわけではない、という点はまず押さえておきたいポイントです。
EJBDFのジャッジは基本的にプロ教師
EJBDF(東部日本ボールルームダンス連盟)の審査員は、基本的にプロ教師です。 競技経験が豊富な先生が多く、元A級・SA級選手、元全日本ファイナリスト、元チャンピオンの先生が 審査員として入ることも珍しくありません。
JDSFのジャッジはアマチュア審判員もいる
JDSF(日本ダンススポーツ連盟)には公認審判員制度があり、アマチュア審判員も審査に加わるため、 EJBDFとは少し雰囲気が異なります。
ただし、東京近郊のJDSF競技会ではPD(Professional Division)のプロ審判員が多く入っている大会もあり、 「JDSF=アマチュア審判員だけ」と考えるのは正確ではありません。
審査員の人数は大会によって違う
競技会では複数のジャッジによる審査が行われますが、人数は団体・大会・競技区分によって変わります。 一覧にすると以下の通りです。
| 団体・区分 | 審査員数の目安 |
|---|---|
| EJBDF 一般級C級戦 | 7人審査が多い |
| EJBDF シニア戦 | 5人審査 |
| EJBDF 大規模大会 | 9人審査の場合もある |
| JDSF A級戦 | 7人審査 |
| JDSF B級〜D級戦 | 5人 or 7人(大会による) |
| JDSF シニア戦 | 5人審査が多い |
「この団体だから必ず何人」と一律には言えず、大会規模や競技区分によって変動する点に注意してください。
人数だけでなく、審査員の経験も大切
選手として感じるのは、審査員の人数以上に「どんな経歴の人が審査しているか」も重要だということです。 元トップ選手、長年指導している先生、競技会を長く見てきた先生など、審査員にはそれぞれの経験があります。
競技会のプログラムを見て「この先生が審査しているんだ」と驚くこともあります。 特にEJBDFではプロ教師や元トップ選手が審査に入ることが多く、顔ぶれを見るだけでも勉強になります。
ジャッジが1組を見る時間は意外と短い
競技会で踊っている時間は長く感じますが、ジャッジが1組をしっかり見られる時間は意外と短いものです。 体感としては1組あたり約1分10秒〜1分30秒ほど。フロアには多数の選手がいるため、 ジャッジがずっと1組だけを見ているわけではありません。
だからこそ、最初の印象がとても大切になります。
審査はフロアに入った瞬間から始まっている
競技会の審査は、音楽が鳴ってから始まるわけではありません。 ジャッジは選手がフロアに入ってくる時点から見ています。
入場の仕方、立ち方、姿勢、パートナーとの距離感、ホールドを組むまでの動き。 こうした部分からも、そのカップルのレベルはある程度伝わります。 経験豊富なジャッジは、しぐさや立ち方を見ただけで実力を感じ取ることがあります。
フロアを出るまでが審査
音楽が終わった後も気を抜くべきではありません。 踊り終わった後の態度、パートナーへの対応、フロアを出るまでの振る舞いも周りから見られています。
競技会は音楽が鳴っている間だけが勝負ではなく、フロアに入った瞬間からフロアを出るまでが競技です。
知り合いの先生がいると有利なのか
「知っている先生が審査員にいると有利では?」と思う人もいるかもしれません。 しかし実体験では、知り合いの先生がいても上がれない時は普通にありますし、 逆に予想以上に良い結果になることもあります。
競技会は複数の審査員によって審査されるため、最終的には全体の評価で結果が決まります。 1人の好みだけで順位が決まるわけではありません。
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まとめ
社交ダンス競技会のジャッジは、資格や研修を受けた公認の審判員・審査員です。 EJBDFではプロ教師が審査員を務め、JDSFでは公認審判員制度のもとアマチュア審判員やPDのプロ審判員が審査に入ります。
審査員の人数は5人・7人・9人など大会によってさまざまですが、 人数だけでなく、どんな経験を持った審査員が見ているかも重要です。
そして競技会で大切なのは踊っている時間だけではありません。 フロアに入るところから、立ち方、ホールド、第一歩、踊り終わった後の振る舞い、フロアを出るところまで—— すべてが審査につながっています。
今回の参考動画
参照元:FINAL | WDSF Open Rising Stars Standard | Mallorca Dance Festival 2026(DanceSportTotal)
参照元:The Open Worlds Blackpool 2026 | Final | Professional Latin(Dancesportonline)
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